ユニバーサルデザイン

(ゆにばーさるでざいん)
主に高齢者や身体障害者などに配慮するバリアフリーに対し、年齢やハンディキャップの有無にかかわらず、誰もが過ごしやすい生活環境を整えようという考え。フルフラット設計、リバーシブルキー、プッシュプルドア、ワイドスイッチなどもそのひとつ。

「できるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインする」というロナルド・メイス(ノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザインセンター所長)が提唱したもので、文化や言語の違い、老若男女の差、障害・能力の如何を問わずに利用することができるように施設・製品・情報をデザインすることをめざしている。
(1)公平に使えること(Equitable use)
(2)高い自由度で使えること(Flexibility in use)
(3)使い方が簡単ですぐに分かること(Simple and intuitive use)
(4)必要な情報がすぐ認識できること(Perceptible information)
(5)誤った使い方が危険につながらないこと(Tolerance for error)
(6)身体への負担が小さいこと(Low physical effort)
(7)接近・利用のための十分な大きさ・空間を確保すること(Size and space for approach and use)

「バリアフリー」は障害者を想定したデザイン原則であるが、ユニバーサルデザインはこれを含むより広い概念である。